「羽田次郎当選、チルドレン・ファーストの可能性」https://bit.ly/3tFqIQwについて、お二人からご意見を頂きました。
◆2021,4,26 青野豊一さんから
青野です。
以下の文章を、全面的に支持します。
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また、伊那谷にもたくさんある中山間地の農村集落における少子高齢化は深刻です。若い人たちが、農業を継いでも安定した将来見通しが立てられて、家庭を持ち子どもを育てられる農業政策が必要です。羽田次郎氏は、農業者個別所得補償制度を復活させ、対象品目をお米以外にも拡大することを主張していました。伊那谷においても、豊かな美しい自然の中で、子どもたちの元気な声がたくさん聞こえるようにしなければなりません。草刈りなどの協同作業にみんなで汗を流し、またお祭りで盛り上がり、慰労会で乾杯をするような元気な農村集落を未来に引き継いでいけるような農業政策、経済のしくみが必要です。
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最低限、米は市場経済に任せることを止めなくてはなりません。
しかし、現実は、地元の人も、多くは「今だけ・自分だけ・お金だけ」の意識になっていることです。楽して、つまりは他の人をだまして金銭を得ようとする意識に取りつかれています。
厳しい肉体労働を嫌い、・・・。
日本は、もはや、①経済成長社会ではない。②工業立国でもない。③アジアで唯一の先進国でもないのです。1990年代のバブル崩壊後に政策転換すべきであったのに、それが未だにできていません。過去の遺産を食いつぶして、中進国になっています。
そが様の活躍を、期待しています。
*そがより
メール、ありがとうございます。
人口減少時代に入ったのに、これまでどおりの生産第一主義、効率主義、競争万能論で経済を動かしているために、ますます少子化に拍車をかけているように思います。
自己責任論の格差社会ではなく、支え合いの経済、ぜいたくはできずとも、金銭的にも時間的にも気持ちの上でもゆとりをもって暮らせる社会を模索したいですね。
◆2021,4,27 市川達人さんから
羽田さんの当選、大丈夫とは思っていましたが、改めて喜びをかみしめています。次は曽我さんですね。この勢いを曽我さん当選に繋げていければと思います。
さて、以下はチルドレン・ファーストに関する文章からうけた感想です。
子供というと、それは未熟で弱い存在だ、だから私たちはそれを保護し大事にしなければならないという、いわば常識化した観念を持っています。私は当初、チルドレン・ファーストという言葉を聞いたとき、思い浮かべたのはまずはそんなことでした。しかし、羽田さんのあのスローガンは、そんなことを超えた広い射程と深みを持つものであること、曽我さんの文章はそんなことを改めて考えさせてくれました。
たしかに現在子供を取りまく状況は、貧困や格差、保育所問題、虐待など極めて厳しいものがあります。だが、当たり前のことですが、子供はやがて大人になります。その時、私たちはもういないか、高齢になっているかであり、成人になった子供(その子もやがて老いていくのですが)は別の時代を生きることになります。その時代とは私たちが残す時代です。だったら、子供問題とは、また将来世代にどのような世界を残していくかの問題となるわけで、おっしゃる通り、原発や気候変動を含むあらゆる問題に道筋をつけておくことが、将来世代としての子供への義務となります。そのことを自覚するとき、私たちの現在における選択の一つ一つ問われるわけです。コロナに対する現在の政府の政策にみられように、また原発を含むエネルギー問題への対処にも、貧困や格差の取り組みにも見られるように、目の前に現れる事態に弥縫策的に対応しているだけでは駄目です。やがて訪れる未来のことを見据えた政治が望まれます。チルドレンファーストはそうした内容をもつと考えます。
私には7才になる孫がいます。日頃思うのはこの子がこれから生きてく世の中はどうなるのだろうかということです。どう生きるかは彼の自由ですが、このままでは、その自由な選択そのものが成り立たなくなるのではと憂いを抱きながら、すこしでも希望ある未来をつくることをしていかなければならないと自分に言いきかせています。
*そがより
わたしもこの2月に初孫が生まれました。その無邪気な顔を見ていると、この子を待つ未来は明るいのか、暗いのか、正直に言って、心配にならざるを得ません。世界全体というよりも日本の未来が心配で、日本にいない方がいいのじゃないか、海外で暮らせる力をつけてほしいと感じます。
しかし、じっくりと考えてみると、『人新世の資本論』は気候変動を問題にしていましたが、その他にも多くの面で、資本主義は制度疲労が極まっているように感じます。資本主義の部分改革か、あるいは、資本主義とはまったく違うシステムに移行するのでしょうか。それとも、単純に世界は破綻するのか。いずれにせよ、日本は、その変化の最先端で苦しんでいるのではないかと思います。
今、ここにいる我々は、この変化が世界中の人々にとってよい形で進むように努めねばならないと思います。日本がよい形で変われれば、世界に範を示し、良い未来を拓けるかもしれません。
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