トランプ大統領への評価 元旦のメルマガに 法嶋二郎さん 2021年元旦

 元旦にお送りしたメルマガに、その夕方早速ご意見を頂きました。トランプ大統領をどう評価するか。
 若干のやりとりをしました。了解を頂いたので、下に紹介します。
 (元のメルマガの内容は、https://itsuro-soga.com/2021/01/02/ に掲載しています。)

* * * 法嶋二郎さんより * * *

曽我様

あけましておめでとうございます。
本年も宜しくお願いいたします。

さっそくですが、意見です。
何かと世間の評判が悪いトランプ大統領ですが、ぼくもはじめの’16 頃は
マスコミなど世間一般に言われているようなとんでもない奴が大統領になってしまった!
と驚いておりました。

ところが色々と調べているうちにそんなに非道いのかな?という気になり、
それどころか自国にとってかなりいい方に改善しているのではないかと思うようになりました。

世界への責任と言われますが、その意味するところはどういうことなのでしょうか。
僕にとってアメリカが世界への責任というときはいつも金儲けと戦争のイメージしかありません。
とりあえずトランプになってからは他国に無理のある軍事介入はしていないのではないかと思いますが。

まあ、マスコミのほとんどがトランプの悪いイメージを喧伝しているし、所謂インテリ層知識人も何故かほとんどの方が酷い男だと、一般常識みたいになっていますが、僕にとってはあまり根拠がない悪口としか思えないのです。

ディープステートという概念があります、こう言うとまた陰謀論か?とツッコミが入りそうなのですが
要するにマスコミを含めた軍産複合体と言うものは絶対に存在していますし、人間が生きるためにやる仕事の中でも確実に儲かることが戦争なので、民主主義のフリをしてでもなんとかそのシステムを温存して生きながらえようとしている勢力は存在していると思います。

トランプが今までやってきたことはそういった勢力を段取りよく解体していると思うのですが。

まあ僕のこの考えは田中宇や藤原直哉のアナライズによる影響が大きいのですが。(笑)

一度本気でトランプ自身のツイッターなど調べて暴言と呼ばれている彼の言葉の向こうにある魂を感じていただけたらと思います。

法嶋二郎

* * * 返信 そがより * * *

 明けましておめでとうございます。

 早速にご意見お聞かせいただきありがとうございます。

 トランプ政権は、これまでの米国政府よりマシではないか、というご意見かと思います。
 確かに、米国はさまざまに正当化の弁を弄しながら、軍事力にものをいわせ、自分たち(米国を牛耳る連中)の都合を押し通してきました。外国の異文化に暮らす多くの人たちが、米国のために戦乱に巻き込まれ、大変な苦を強いられています。
 トランプは、過去米国を牛耳ってきた連中(軍産複合体や金融資本、大手マスコミも入るのかもしれません)の外側の人だと、わたしも思います。トランプが大統領になったのは、米国を牛耳ってきた連中の支配体制が崩れつつあり、そのひび割れの隙間から頭を出したということでしょう。そしてその割れ目をさらに広げました。バイデンが大統領になると、これまでの支配勢力が、少し力をとり戻すでしょうが、多分、長期的には、米国は世界への影響力を徐々に失っていくと思います。

 これまで牛耳ってきた連中が、口ではきれいごとを言いながら、悪辣なことを行ってきたのに比べれば、トランプの発言は本音(もしくは思いつき)です。しかし、なにが彼の真の狙いなのか、よく分かりません。支持者受けを狙って、再選されることが目的だったのでしょうか。ともあれ、世界中の人々、あるいはアメリカ国民のためであれ、よりよい未来を準備しようという思いは感じられません。それは、地球温暖化や新型コロナへの対応ぶりを見てもあきらかです。

 一方、香港では一国二制度、自治と権利・自由を守ろうとする運動があります。中国が、国力だけでなく、人権問題でも世界のリーダーになれれば無敵だと思いますが、そのつもりはないようです。中国の圧力の下で、民主派の若者たちが頼りにするのは、米国です。米国を「民主主義の擁護者」として当てにするしかないのでしょうが、それは上に書いたとおり、米国の見せかけにすぎません。それしか当てにできない今の状況ではいけないと思います。

 筋のとおった理念をそなえ、後ろ指をさされないふるまいをし、おかしなことにはおかしいと指弾し、おかしなことで苦しめられている人たちが頼りにできる国が必要だと思います。日本をそういう国にできれば、すばらしいことです。
 そんな思いで、さきの「通信」(https://itsuro-soga.com/2021/01/02/)は書きました。

法嶋二郎様

2021,1,2             そが逸郎

<頂いたメールを、この返信ともどもHPに掲載してもいいですか。その際、お名前はどうしましょう。匿名かイニシャルにしますか。ご指示いただければ幸甚です。>

* * * 法嶋さんから 返信 * * *

曽我様

ご返信ありがとうございます。

僕は一応トランプ応援派ですが、実際の所この日本の片隅でアメリカの津々浦々本当の現実を知ろうと思ってもニュースやネットブロガーなどの情報からしか分かりません。
だからトランプのやっていることに関しても実際のところは誤解も多いのかとは思ってます。

ただ言えることは、この大統領選でトランプを悪く言う理由として地球温暖化人為説とコロナ対応が皆さんの意見だと思うのですが
その二つとも僕が調べた感じではどうも胡散臭いとしか思えないのです。
温暖化の嘘に関してはすでに色々と専門の学者がウエブサイトでも発表しているのでご存知かと思いますが、新型コロナに関しては
トランプの政治家としての指導力のせいなのかな?と思いますが。
まあ色々意見はあるのでしょうが、それがバイデンに変わったところでコロナが早く収束すると思われるような根拠があるのでしょうか。
バイデンの指導力でコロナが収束するのであれば、別に大統領じゃなくても政治家としてさっさと動けば良いではないですか。

不正選挙問題についても大手メディアは各社が根拠がないイチャモンをトランプ側がつけているような論説ですが、人口の倍ほどの投票数があった州があった件はどう解釈されますか。

トランプ嫌悪派の方々ならトランプ側が不正を働いたと仰るのでしょうが、結局集計したら負けているような不正をするでしょうか?

まあ他にも色々素朴な疑問は山積していますが、どうも自分の考えをうまくまとめて文章にするのが苦手で、こんな半端な感じでやめときますが
曽我さんには元村長で個人的にも懇意にしていただいている方として応援、期待していますので、どうにも納得できないことを書かせていただいた次第です。

いただいた返信の末尾の件、HPに掲載する件につきましては了解です。本名で結構ですが、あんな稚拙な駄文を載せていただくのも自分としてはカッコ悪いな、と言うのが本音です。まあ何かお役に立てるのであれば光栄ですが…。

法嶋二郎