枝野代表の政権構想私案 についての記事を読んで下さった「都会のキリギリス」さんから、6月1日、メールを頂戴しました。
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そが逸郎さま
枝野代表の「支え合う社会へ―ポストコロナ社会と政治のあり方(『命と暮らしを守る政権構想』 <のYouTube動画> )」を見ましたので感想を記します。
まず「支え合う社会」という言葉が響きました。コロナが顕在化させた現代人へのメッセージの本質が表れた、分かりやすい言葉と感じました。コロナウイルスの沈静化には社会全体での協力のモデルに基づいて動く以外に手立てがなく、それは貧欲なグローバル資本に対しても、頻発する自然災害に対しても同様と思われます。
哲学界のロックスターと呼ばれるマルクス・ガブリエルが提案しているco-immunism(共に免責し合う主義)とも大いに共鳴しそうなメッセージで、進むべき道はそちらとの確信を持ちながらYoutubeを見ました。
そしてこの時期に「政権構想」の土台が表明されたことに、立憲パートーナズの一人として希望を持てました。不毛な国会対応にリソースを割かれているのではと心配でしたので。
また記者会見でのベーシック・インカムに関する映像は見ていませんが、今回の10万円(一律給付金)のことで感じたことを言いますと、「すごく楽しみにしている。自分が自由にできるまとまったお金を手にするのは初めてだから(私の長女21歳の感想)」です。この言葉で私は彼女のお金に対する思いを初めて知りました。無条件に一律で、自分が受け取れるまとまったお金は、大げさに言いますと愛以上の価値があるのだと。ベーシック・インカムは絶対試してみる価値があります。家父長制からの解放という視点から楽しみです。若い世代や女性の創造性のスパーク(突然変異)が起こる可能性を感じています。
都会のキリギリス
* * 曽我からの返信 * *
ベーシック・インカムは、抑圧的な腐れ縁(家父長支配の家族であったり、搾取する就労であったり)を破壊し、支え合う多様な人間関係を育てると思います。
それゆえ、国民を抑圧的に支配することを望み、そのために家族制度を利用したい連中は反対するだろうと思います。
このやり取り、「都会のキリギリス」さんとの意見交換として、HPに掲出してもいいですか? (了承を頂きました。)
**** 様
2020,6,3 そが逸郎