安倍総理は運のいい人だと思います。
これまでも、何か問題が起きるたびに、もっと大きな話題が起きてうやむやになることがあった。
今もコロナ騒ぎで、桜を見る会、検事長の定年延長、森友問題、関電原発問題、カジノIR汚職、辺野古の工事費、簡保の不正販売などは話題にならず、新聞記事テレビニュースには出てこない。
コロナがなければ今頃は、国会が紛糾していたと思います。国会で議論しているかもしれないが、ニュースに出ないからそのことは国民には分からない。
一番気になるのは、検事長の定年延長問題です。
4月17日付信毎に、公務員定年延長の記事があり、4月20日にこの問題についての社説が出た。他紙はどうかと日経新聞、朝日新聞を注視しているが記事はない。
いったいどうなっているのでしょうか。
コロナは緊急の課題で最優先されるだろうけれど、現政権は、コロナのどさくさの中で着々と手を打っているような気がします。
党として、これらの問題も追求し、国民に発信してほしいと思います。
米山宏
* * 曽我からの返信 * *
メールありがとうございます。
仰るとおり、安倍首相は悪運がいいとわたしも思います。運だけではなく、その時々の状況を場当たり的に自分に有利に利用することに長けています。
政治・行政を担うものとしてみんなのために何をせねばならないか、何が大切か、そのことは全く考えませんが、自分の得につなげる才能は大したものです。おそらくそれだけが行動基準になっていて、すべての判断がそこに収斂しているのでしょう。
新型コロナの混乱においても、アベノマスクなど失策をしでかして評判を落としてはいますが、それも点数稼ぎが裏目にでたに過ぎず、パンデミックを自分のために利用しようとしたのだと思います。国民の不安は渡りに船で、このどさくさになんでも片付けておこうとしています。新型コロナばかりに目を奪われず、その点もしっかり監視しなければなりません。特に緊急事態条項は、どさくさまぎれであれ一旦制度化されてしまえば、未来永劫、政権に好き勝手ができるフリーハンドを与えることになるので、危険極まりないと考えます。
定年延長問題も、検察を今以上に政権に忖度する組織にして、自分たちの身を守り、政敵つぶしをさせる魂胆に違いありません。
他の何人かの方々からは、こんな意見も聞いています。
「安倍政権がダメなことはもうよく分かっている。問題は、それに代えるべき野党が国民に安心感を与えられていないことだ。安倍政権のダメな点ばかりではなく、自分たちが政権を執ったらこうすると説明して、国民を安心させれば、すぐに政権交代は実現する。立憲民主党単独政権というわけにはいかないから、連立政権としてこうすると、他の野党とも一致してテーマごとに考えを明確に訴えるべきだ。」
実は、昨日、立憲民主党の総支部長(≒次の衆院選の予定候補者)のネットミーティングがありました。内容は、新型コロナで国民が困っている問題にどう対応するかで、あらかじめ決められた方の事例発表が主でしたが、チャットの拙い短文で上記を伝えました。
米山さんから頂いたご意見、りっけんの県連、党本部に伝えます。また、前回と同様、このやりとりもHPに掲載したいと存じます。何卒よろしくご了承くださいませ。
米山宏様
2020,5,2 そが逸郎